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【生活保護が暇すぎる】リアルな理由がこちら【貧困正味の話】

2024-07-20

 

仕事で毎週述べ50人以上のホームレスや生活困窮者と顔を合わせる中で実際に見聞きしてきた事例をご紹介する「貧困正味の話」。

 

今回は、生活保護受給者たちと日常的に顔を合わせる中で見えてきた「生活保護が暇すぎる理由」をご紹介します。

 

生活保護について何も知らなかった頃は

  • 毎日休みなんて天国やん
  • 朝から晩までゲームできるし
  • いつでも好きな所に行くこともできる
  • お金をかけない趣味なんて探せば無限にあるしね

なんて思ってましたが、実はそれほど呑気な話でもないようです。

 

実際に毎週顔を合わせている生活保護受給者たちの「生活保護が暇すぎる理由」の実例をご紹介しますので、良かったらぜひご覧ください。

 

 

貧困正味の話とは

限られた範囲だけの稀なケースかもしれませんがこれらも紛れもない事実の一つ。

全体的な傾向や一般的なケースではない「正味の話」をぜひご覧ください。

>>「貧困正味の話」カテゴリーがこちら

 

 

 

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【生活保護が暇すぎる】実際の理由がこちら

 

全体的な傾向ではまた違った結果になるのかもしれませんが、毎週顔を合わせている生活保護受給者に限ると毎日が暇すぎる理由にはこのようなものがありました。

生活保護が暇すぎる理由

  • 仕事がない
  • 暇つぶしがない
  • 人との交流がない

 

それぞれの理由について少し詳しくご紹介していきます。

 

 

理由①:仕事がない【生活保護が暇すぎる】

 

生活保護が暇すぎる理由の一つ目が「仕事がない」です。

 

仕事がない理由の中にも人によって様々な理由がさらにありますが、実際に顔を合わせている生活保護受給者の場合だと概ね以下のような理由が多く見受けられました。

  • 雇ってもらえない
  • すぐに辞める
  • 働く気がない

 

 

①雇ってもらえない【仕事がない理由】

正味の話、生活保護受給者をこの数年間見てきた中では就職活動をする人は実際にはほとんどいませんでしたが、チャレンジしたことがある僅かな人たちは主に以下の2つのパターンで不採用になっていました。

  • 良い人だと思うけどウチの仕事は難しいかも
  • 誰にでも出来る仕事だけどこの人はちょっと不安かも

 

実際に顔を合わせる生活保護受給者は、警備・清掃・土木・建築・介護などの仕事を選ぶことが多く見受けられました。

 

難しい仕事や危険な仕事の場合だと、人柄が良くても「ウチじゃない方が良いと思いますよ」と断られることもあります。

 

そうでない仕事の場合、生活保護受給者やホームレス経験者に接する機会が多い企業だと

  • サボりそう
  • すぐ辞めそう
  • 黙って来なくなりそう

という人を何となく察知して断ることもあります。

 

ココがポイント

不思議なことに、そういう予感は概ね当たっています。

彼らと接していると、ちょっとした言動・行動から何となくそういう人が分かるようになり、さらに経験を積むと一目で判断できるくらい精度が高くなります。

 

人柄が良い人が誰にでも出来そうな仕事に巡り合えることが出来れば話はスムーズなのでしょうが、そういう仕事は既に埋まっていて空きが出にくい場合が多いため双方のタイミングが合うことはなかなか難しいようです。

 

 

②すぐに辞める【仕事がない理由】

これまで実際に出会ってきた生活保護受給者に限って言えば、仕事だけでなくあらゆる事をすぐ辞めます。

 

苦労して入ることができた会社、運よく採用された仕事でもすぐ辞めます

 

生活保護を受けることになった過程で心身ともに疲弊して心も身体も耐久力がガタ落ちになったことが原因の人もいれば、生来の怠け癖を拗らせているだけの人もいます。

 

ココがポイント

特にホームレス経験がある人には、酷い経験をして心に深い傷を負っている人も少なくないのです。

 

精神や知能に問題がある人の場合だと、過去に馬鹿にされたり排除されてきた経験から人との交流にトラウマを持ってしまい周りに溶け込めずに辞めることもあります。

 

生活保護から脱出するために正社員として就職したのに、すぐ退職して生活保護に戻ってくる人。

 

短時間勤務の非正規として就職して段階的に生活保護を抜けようとしていたけど、退職して振り出しに戻ってしまう人。

 

本人に問題がある場合もあれば、これまでの人生で受けてきた被害が原因の場合もあります。

 

人や環境、背景など実に様々な要素が複雑に絡んでくるので本当に一括りにできないのですが、様々な理由で長続きすることが難しいようです。

 

 

③働く気がない【仕事がない理由】

これまた実際に出会ってきた生活保護受給者に限って言えば、残念ながら働く気がない人がほとんどでした。

 

生活保護を受けることになった過程で心身ともに疲弊して心も身体も耐久力がガタ落ちになったことが原因の人もいれば、生来の怠け癖を拗らせているだけの人もいます。

 

また、何もしなくても生活費が貰える環境に居続けたことで少しずつ働く気が無くなっていった人も少なくありません。

 

  • 1日でも早く生活保護を抜けたい
  • すぐに社会復帰してみせる

こんな風に言ってた人たちも気が付けばすっかり働く気ゼロ。

 

働かなくてもお金が入ってくる生活が長く続けば、働くのがバカらしく思えてくるのも個人的にはすごく分かります。

 

ココがポイント

それでも普通なら、無職生活が長引くと社会からの疎外感や孤独感・無力感などに耐えられなくなり社会復帰を目指すようになるものですが、どうやら生活保護の世界には無職の才能溢れる人が思った以上に多いようです。

 

この「働く気が失われていく問題」は、一度ハマったらもう後戻りできない生活保護の怖さの一つでもあります。

 

 

理由②:暇つぶしがない【生活保護が暇すぎる】

 

生活保護が暇すぎる理由の二つ目が「暇つぶしがない」です。

 

普通に考えると「やりたい放題できるから時間が足りなくなりそう」とすら思えそうですが、実際に顔を合わせてきた生活保護受給者たちは違いました。

 

暇つぶしと言えば酒・タバコ・ギャンブルという感じで、一時的にしか楽しめずにお金だけが無駄に減っていくものばかり。

その後は

無計画にお金を浪費した後はネットサーフィンや動画鑑賞で持て余した時間を何とか消費してダラダラ過ごしています。

 

趣味を見付けようとしても面倒くさがりの性格や過去に受けた精神的なショックなどによるモチベーションの低下のせいで、なかなか見付けることができない。

 

良さそうなものが見付かりチャレンジしようとしても、頭を使うのが苦手な人や精神的ショックなどで思考力が低下した人などは新しいことを理解するのが難しい。

 

「暇ならゲームなんか良いんじゃない?」と勧めてみても、準備・ルール・システム・操作方法などを覚える難易度が高くてすぐに断念します。

ココがポイント

そもそも趣味と言えるくらい没頭したモノが無かった人も多く見受けられます。

 

  • これまでの人生で受けてきた被害が原因で環境を変えようとする気持ちが起きない
  • 本人のだらしなさが原因で新しいことにチャレンジすることを面倒くさがる
  • 探す能力や情報を集める能力が低く自分で新しいことを見付けられない

など様々な原因があります。

 

こんな暇つぶしはいかがですか?

 

 

理由③:人との交流がない【生活保護が暇すぎる】

 

生活保護が暇すぎる理由の三つ目が「人との交流がない」です。

 

  • もともと人付き合いが苦手な人
  • 失踪してホームレスになる時に、家族や友人などとの繋がりを全て捨ててきた
  • 過去に馬鹿にされたり排除されてきたトラウマが原因で人との接触を避けている

人によって事情は様々ですが、心を許せる人がほとんどいない方は少なくありません。

 

生活保護を受けている事に対して潜在的・顕在的問わず社会への負い目を感じている人も多く、人や社会に関わることに対してはかなり消極的。

 

行きつけのカフェみたいな居場所が見つかればいくらか良いのでしょうが、多くの人は役所のケースワーカー、もしくは支援団体の職員くらいしか人との交流はないようです。

 

  • 人間関係を築くのが苦手だけど
  • 孤独は辛くて耐えられないから
  • 話を聞いてくれる人に会うしかない

という感じで役所や支援団体に赴き、不器用なコミュニケーションを試みているケースをよく目にします。

 

ココがポイント

その不器用さ故に行き過ぎた要求的外れな主張をするようになり、どこからも拒絶されるという悲しいケースに発展することもしばしば。

 

人との交流に対する諦めや消極さという本人の課題、まだまだ理解や許容が乏しい社会の課題、双方の改善がまずは必要そうです。

 

 

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まとめ:生活保護が暇すぎる理由【貧困正味の話】

生活保護が暇すぎる理由

  • 仕事がない
  • 暇つぶしがない
  • 人との交流がない

 

何も知らなかった時は「自分で何とかできるやろ」と思っていましたが、彼らの実情を知るにつれ「一概にそうは言いきれない」ことに気付かされました。

 

もちろん中にはただ単にやる気が無いだけで甘えている人もいますが、辛い経験をしてきた人周りの環境のせいでやる気が無くなっていった人なども多く見受けられます。

 

一歩を踏み出せない本人とまだ理解が十分ではない社会の双方が少しずつ変わるだけでも状況はだいぶ好転しそうに思えるのですが・・・

 

じつは、そう簡単には解決できないなかなか深い問題のような気がします。

 

 

 

 

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