窓を断熱して寒さ対策をするためにプラダンで二重窓を自作してみました。
今回、プラダンで二重窓化した場所がこちらです。
- お風呂
- トイレ
断熱については「漂って来る冷気が減ったと実感できる」くらいの効果は感じました。
素人にも出来るくらい簡単なDIYで費用も安かったので、「お手軽に寒さ対策をしたい方」というはぜひお試しください。
この記事がおすすめの方
- 窓の寒さ対策をしたい方
- 安く簡単に寒さ対策をしたい方
- プラダンで二重窓を自作したい方
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もくじ
二重窓にしたのは「お風呂」と「トイレ」【プラダンで二重窓を自作】
あまり大きい窓だとプラダンが反ったりたわんだりするので、今回はそんなに窓が大きくないお風呂とトイレの窓を二重窓にしました。
「お風呂」の窓を二重窓化【プラダンで自作】
こちらの記事でご紹介しているように、お風呂の窓を二重窓化する前に窓ガラスに直接プラダンを貼ってみたのですが隙間風や窓枠自体の冷えで寒さ対策が不十分でした。
そこで今回、二重窓化を追加して寒さの対策をしていこうと思います。
「トイレ」の窓を二重窓化【プラダンで自作】
トイレの窓についてはそれほど寒さに困っていなかったのですが、お風呂の二重窓DIYで材料が余ったのでついでにトイレも二重窓化しました。
用意するもの【プラダンで二重窓を自作】
- プラダン
- ガラス戸レール(上用)
- ガラス戸レール(下用)
- 両面テープ
- カッター①(コ型ジョイナー切る用)
- カッター②(プラダン切る用)
- 長い定規
- メジャー
- 下敷き
- ペン
- 壁用フック
作業としては窓に直接プラダンを貼るDIYとほぼ一緒だったので、使う道具もほとんど同じでした。
ココがポイント
-
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二重窓自作の流れ【プラダンで二重窓を自作】
簡単な流れ
- 窓枠のサイズを測る
- ガラス戸レールを切る
- ガラス戸レールを貼る
- プラダンを切る
- プラダンをセットする
- 取っ手(壁用フック)を貼る
その1:窓枠のサイズを測る【プラダン二重窓自作の流れ】
まずは窓枠のサイズを測ります。 |
その2:ガラス戸レールを切る【プラダン二重窓自作の流れ】
窓枠の横幅の長さに合わせてガラス戸レールをカットします |
ココに注意
築古の場合、窓枠の上と下で長さが違う場合があるので、個別に測ることをおすすめします。
その3:ガラス戸レールを貼る【プラダン二重窓自作の流れ】
ガラス戸レール(上下)の裏側に両面テープを貼ります 窓枠の上と下にガラス戸レールを貼ります |
ココに注意
ガラス戸レールを貼る時には「上用」と「下用」を間違えないようにしましょう。
- レールが深いのが「上用」
- レールが浅いのが「下用」
間違えるとプラダンが固定されず倒れてきます。
その4:プラダンを切る【プラダン二重窓自作の流れ】
プラダンをカットします ※プラダンを切る時は二重窓を閉めた時に重なる横幅を考慮します |
ココがポイント
今回ワタシは二重窓を閉めた時に重なる幅を以下のようにしました。
- 小さい窓:3cm前後
- 大きめの窓:4~5cm
断熱も問題なく、普段の使用でも支障もなく、見た目的にも問題ないと感じています。
その5:プラダンをセットする【プラダン二重窓自作の流れ】
まずは上のガラス戸レールにプラダンを差し込んで ストンと下のガラス戸レールに下ろします 反対側も同様にセットします |
その6:取っ手(壁用フック)を貼る【プラダン二重窓自作の流れ】
取っ手として壁用フックを貼り付けて普段の開け閉めをしやすくします 二重窓の完成です |
お風呂も同じように
断熱効果はこんな感じでした【プラダン二重窓の自作】
プラダン二重窓の自作は安くて簡単なDIYでしたが、お風呂もトイレもそれなりに断熱効果はありました。
「お風呂」の断熱効果【プラダン二重窓の自作】
二重窓の外 | 二重窓の中 |
6.4度 |
8.6度 |
お風呂を二重窓化したところ、二重窓の内外では2.2度の断熱効果がありました。
ウチのお風呂に場合、すきま風など窓以外にも寒さの原因があるので温度差的には小さいですが、窓からの冷気は実感できるくらい減りました。
こんな条件下で測りました
- 関東北側の某県
- 1月初旬
- 20時前後
「トイレ」の断熱効果【プラダン二重窓の自作】
二重窓の外 | 二重窓の中 |
8.0度 |
12.0度 |
トイレを二重窓化したところ、二重窓の内外では4度の断熱効果がありました。
お風呂とは違いすきま風などが無いので実感レベルで断熱効果があります。
こんな条件下で測りました
- 関東北側の某県
- 12月中旬
- 19時前後
【注意点】プラダン二重窓の自作で気を付けた方がいいポイント
- 大きい窓はプラダンの反りに注意
- ガラス戸レールは上下を間違えないように
- 断熱効果は寒さの原因が他にもあると十分ではない
- もっと断熱効果を求めるなら左右の窓枠にもレールを貼ると良い
注意その1:大きい窓はプラダンの反りに注意【プラダン二重窓の自作】
二重窓を自作する場合は温度変化や経年劣化などによる「プラダンの反り」に注意しましょう。
夏場などの気温が高い季節はプラスチックが温められて柔らかくなるのでプラダンが反りやすくなります。
他にも、大きなプラダンの場合は本体の重量も大きくなるので、より反りやすくなることが予想されます。
ココがポイント
熱によってプラスチックが膨張して開け閉めしにくくなることも考えられます。
プラダンをカットする時は、「プラスチックは熱の影響を受けやすい」ということを考慮して少し余裕を持たせると良いでしょう。
注意その2:ガラス戸レールは上下を間違えないように【プラダン二重窓の自作】
ガラス戸レールを窓枠に貼る時は「上下を間違えない」ようにしましょう。
- レールが深い物が「上用」
- レールが浅い物が「下用」
浅いレールを上にしてしまうとプラダンの上側が引っかからないので倒れてきます。
気が抜けていると地味に間違えやすい事なので注意しましょう。
ココがポイント
間違えても貼り直せば良いのでそんなに深刻になり過ぎる必要も無いでしょう。
注意その3:断熱効果は寒さの原因が他にもあると十分ではない【プラダン二重窓の自作】
プラダン二重窓は以下の寒さに対して効果があります。
- 窓枠の冷え
- 窓ガラスの冷え
- 窓からの隙間風
しかし、これ以外の寒さの原因がある場合は「二重窓だけでは不十分」です。
特に築古の場合は家の構造や資材、歪みなどから来る他の部分の隙間風なども寒さの原因になることがあります。
その場合は別の寒さ対策が必要になりますので、「二重窓化だけで万全の寒さ対策ができる」とは思わないようにしましょう。
注意その4:もっと断熱効果を求めるなら左右の窓枠にもレールを貼ると良い【プラダン二重窓の自作】
今回ワタシはガラス戸レールを上と下だけ使用しましたが、さらに断熱効果を求めたいなら「左右の窓枠にもレール」を用いるのがおすすめです。
両サイドにもレール
こうすることにより空気がさらに遮断されて断熱効果が高まりますし、すきま風も通りにくくなります。
見た目もちゃんとした窓らしくなりますので、手間と時間がかけられる方は左右の窓枠にもレールを貼ってみてはいかがでしょう。
使った道具一覧【プラダンで二重窓を自作】
使った道具一覧
- プラダン
- ガラス戸レール(上用)
- ガラス戸レール(下用)
- 両面テープ
- カッター①(コ型ジョイナー切る用)
- カッター②(プラダン切る用)
- 長い定規
- メジャー
- 下敷き
- ペン
- 壁用フック
その1:プラダン【プラダン二重窓自作の道具】
個人が通販でプラダンを買う場合、最大でも91cm×91cmのサイズまでしか買えないようです。
大きいサイズ(例:91cm×182cmなど)を買いたい場合は、法人として通販で買うか、ホームセンターなどで直接購入しましょう。
ココがポイント
断熱効果も期待したかったので、今回は「4mm厚」のプラダンを買いました。
4mmでも窓からの冷気はかなり抑えられました。
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【どこで買える?】プラダンを売ってる場所がこちら【安く買うなら通販がおすすめ】
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その2:ガラス戸レール(上用)【プラダン二重窓自作の道具】
レールが深い方が「上用」です。
プラダンの厚さに合わせたものを選びましょう。
ココがポイント
今回ワタシは4mm厚のプラダンを使いましたので、レール内の幅が4mmの物を選びました。
その3:ガラス戸レール(下用)【プラダン二重窓自作の道具】
レールが浅い方が「下用」です。
プラダンの厚さに合わせたものを選びましょう。
ココがポイント
今回ワタシは4mm厚のプラダンを使いましたので、レール内の幅が4mmの物を選びました。
その4:両面テープ【プラダン二重窓自作の道具】
ガラス戸レールを窓枠に貼るために使いました。
季節によっては湿気や結露なども考えられるため、防水や耐水などに対応した物を選ぶのがおすすめです。
その5:カッター①(コ型ジョイナー切る用)【プラダン二重窓自作の道具】
ガラス戸レールは硬いので、使い捨てになってもいいように安いカッターを用意しました。
100均の物で十分です。
ココがポイント
ノコギリなど刃が厚い物だと、切った後に思っていたより短くなることもありましたので、刃が薄いカッタータイプの方がおすすめです。
その6:カッター②(プラダン切る用)【プラダン二重窓自作の道具】
最初は普通のカッターを使っていましたが、すぐに刃がダメになってプラダンを綺麗に切れなくなるのでプラダン用のカッターを用意しました。
切れ味のいいプラモ用のカッターなどがあれば、ラクにキレイに切ることができるのでおすすめです。
その7:長い定規【プラダン二重窓自作の道具】
ワタシは最初、角材をガイドにしてプラダンを切ってましたが、角材自体が反ってたり歪んだりしていて真っ直ぐ切れないことがありました。
定規を買ってからは綺麗に真っ直ぐ切ることができたので必ず揃えましょう。
ココがポイント
できれば1mくらいの長い定規で裏にゴムのストッパーが付いてる物があると、長い距離でも安定して切りやすいのでおすすめです。
その8:メジャー【プラダン二重窓自作の道具】
窓枠などのサイズを測る時に使いました。
他のDIYなどでも出番が多い道具なので、5mくらいの長さで金属製のメジャーがあると何かと重宝するでしょう。
100均のメジャーで十分だと思います。
その9:下敷き【プラダン二重窓自作の道具】
プラダンやガラス戸レールを切る時に床を傷つけないように下敷きがあると便利です。
段ボールなどで十分ですが、無ければカッター用の下敷きを用意することをおすすめします。
その10:ペン【プラダン二重窓自作の道具】
プラダンやガラス戸レールを切る場所の印をつける時に使いました。
ワタシの場合は、プラダンは赤いボールペン、コ型ジョイナーはシャープペンだと書きやすかったです。
手持ちの物で良いと思います。
その11:壁用フック【プラダン二重窓自作の道具】
プラダンを開け閉めする時の取っ手として使いました。
- プラダンや窓枠などの見た目に合った物
- 防水や耐水などに対応した物
を選ぶのがおすすめです。
100均で売っているセットで十分です。
まとめ:【プラダンで二重窓を自作】簡単なわりにそれなりに断熱効果ありました【注意も必要】
今日のまとめ
- 簡単なわりに断熱効果あり
- レールの上下は間違えないように
- 窓が大きいと夏場はプラダンが反るかも
- 寒さの原因が窓だけなら断熱効果は実感レベル
寒さ対策のためにプラダンを使って二重窓を自作する様子をご紹介してきました。
二重窓のDIYは以前から知ってはいましたが、実際にやってみると思っていたよりも簡単にできました。
安くて簡単なわりに断熱が実感できるくらいの効果があったので、まだやった事がない方はぜひちゃんレジしてみてはいかがでしょうか。
窓以外にも寒さの原因がある場合は他の寒さ対策が必要になってきますが、そんなに大変なDIYじゃないので試してみる価値は十分にあると思いますよ。
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