進撃の雑草対策DIYシリーズ。
前回の作業では地均しを発動させて地面を概ね平らにしました。
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【進撃の雑草対策DIY #5】地均し再び【雑草を生えなくするDIY】
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地面を硬質化する準備が整ったので、今回はオワコン舗装の前半戦をやっていきたいと思います。
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もくじ
理想の雑草対策「オワコン」とは【雑草を生えなくするDIY】
造粒ポーラスコンクリート「オワコン」をご存知ない方のためにご紹介すると、
- コンクリートなのに安い
- コンクリートなのに水を通す
- コンクリートなのに自分でDIYできる
- コンクリートだから雑草を強力に防げる
という、安くて確実に雑草対策をしたい人にとっては最適な雑草対策がオワコンなのです。
不揃いな見た目は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、見た目が許容範囲だったりゴロゴロの見た目が好きな方にとっては、まさに理想の雑草対策と言っても良いんじゃないでしょうか。
造粒ポーラスコンクリート「オワコン」について詳しくは関連記事でご紹介していますので、良かったらぜひご覧ください。
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【進撃の雑草対策DIY #3】雑草対策の救世主「オワコン」とは【雑草を生えなくするDIY】
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硬質化第1弾はこのエリア【雑草を生えなくするDIY】
素人がいきなり全てを舗装するのはさすがに無謀なので、まずは上の図のとおり「玄関前」と「庭」を硬質化(オワコン舗装)してみて
- オワコンの必要量
- 作業時間
- 難易度
- キツさ
などを把握してから、残りのエリアの作業について考えたいと思います。
準備した道具【オワコン舗装】
オワコンを受け取る |
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オワコンを運ぶ | |
オワコンを敷く・均す |
|
オワコンを転圧する |
|
その他 |
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「※」は特に活躍した道具
使う道具が少なくて済むのもオワコンDIYの良いところ。
特にテミはオワコンを注文させてもらった渋谷建材の工場長さんが下見に来られた時にアドバイスを頂き、今回の作業で最も活躍してくれた道具でした。
千吉 手箕 テミ 大 口幅500mm 掃除・除草・収穫作業用 グリーン 奥行19×高さ53cm |
そのおかげで、疲れて持ち上げられなくなった時のために買っておいたカートとバケツは結局使わなくて済みました。
ココに注意
オワコンの乾燥防止のために小雨の日を選びましたが、それでも作業中に乾燥は結構進みました。
オワコンを湿らせるために水+霧吹きを用意していましたが、作業中はとてもそんな余裕がなく結局使わずじまい。
早く作業できれば乾燥がかなり抑えられるので、複数人で作業することをおすすめします。
【奮闘7時間】地面硬質化(オワコン舗装)の流れ【雑草を生えなくするDIY】
▼ オワコン舗装直前の様子
※オワコンが乾燥しにくい雨の日を選びました
▼ 道具一式を揃えて準備完了
▼ ブルーシートを玄関前と道路脇にセットして受取り準備完了
ここに敷いたのは大失敗でした |
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コンヨ (KONYO) ニュー ストロングシート#3000 3.6x5.4 |
▼ 生コン車(ミキサー車)が到着
▼ 最初の40~50分は生コン車がその場にいてくれるので、テミで受け取って階段の上まで運びます
テミで受け取って | 階段上に運ぶ |
引用元:生コンポータルさんのHP |
※ブルーシートが無ければ広げるだけで済んだのですが・・・ |
千吉 手箕 テミ 大 口幅500mm 掃除・除草・収穫作業用 グリーン 奥行19×高さ53cm |
▼ 結局1時間くらいドライバーさんに手伝ってもらって残りは階段下に置き配
※想像していたより3倍くらい多い
▼ オワコンの見た目
※3~4cmくらいの大粒から数mmの砂粒大まで様々な大きさ
▼ 3時間後、階段上まで運搬終了(体力は限界)
※小雨の日でブルーシートを上からかけてましたが、ここまで合計4時間もかかったのでオワコンが乾燥し始めてました
▼ オワコンの山から各所にテミで運搬します
▼ さらに3時間後、アルミレーキで広げ終わりました
アルミレーキ 畝立・草取兼用型 先幅40cm【組み立て式】 |
▼ ゴロゴロの見た目が好きなのでタンパーや踏み締めで軽めの転圧
※最初から既に7時間経っているのでオワコンはかなり乾燥してます
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▼ 翌日にはだいぶ乾燥してきました
※まだ薄っすら水分を含んでいるようです
ココに注意
オワコンがかなり乾燥していたこともあり軽めの転圧だとしっかり癒着してくれませんでした。
ゴロゴロが好みなので見た目的には満足なのですが、雑草の抑制効果は経過観察が必要そうです。
【作業のコツ】重い物をラクに持ち上げる方法【雑草を生えなくするDIY】
今回のオワコン舗装DIYでは、
- 山積みのオワコンをスコップでテミに移す
- テミを抱えて階段上や敷き詰める場所まで運ぶ
という作業が一番の難関であり最も長い時間がかかりました。
その作業の中で、オワコンを乗せたテミを持ち上げる時には腰にかなり強い負荷がかかります。
普通に持ち上げようとすると腰を痛める危険性が高くなってしまうので、ワタシがやっていた「腰を痛めずにラクに重い物を持ち上げる方法」をご紹介したいと思います。
オワコン舗装以外にも使える場面があると思いますので、
- 腰を痛めている・もしくは痛めたことがある
- 体力的に不安がある
という方はぜひ参考にしてみてください。
腰を痛めずに重い物を持ち上げる方法【作業のコツ】
▼ まずはベルトを腰に巻きます
※大きいバックルで丈夫なベルトがおすすめ
※引っ掛けられる物ならベルト以外でもOK
▼ テミに運ぶものを入れます
▼ テミの後ろに片膝をあて、もう片方の膝はテミの横に立てて片膝立ちになります
※後ろの足裏は立てます
▼ テミの側面(前の方)を持って
▼ 上体を後ろに倒す力でテミを太ももの上を滑らせるように身体に引き寄せます
▼ テミの後ろをベルトのバックルに引っ掛けて
▼ 立ち上がります
※スプリットスクワットの要領
ココがポイント
運搬中は、
- 指をテミに引っ掛けて
- 腕はダラーンと脱力する
- テミの重さは上体を後ろに倒して支える
を意識して力で重さを支えないようにしましょう。
この方法のおかげで体力限界の時でもオワコンの運搬だけはラクに続けることができました。
この持ち上げ方は厳禁【作業のコツ】
重い物を持ち上げる時に腰を痛めないようにするには、
- 荷物をなるべく重心の真下に近付ける
- 上体はなるべく真っ直ぐ立てる
ということが大切になってきます。
上の図のように前屈的に持ち上げようとすると腰回り・お尻・モモ裏などに大きな負荷がかかり、ぎっくり腰や肉離れにもなりかねません。
姿勢的にちょっと無理しないといけないような時でも、なるべく荷物を身体に近付けて荷物の軌道が垂直に動くような持ち上げ方をするのがおすすめです。
【ここに注意】オワコンDIYで気を付けること【雑草を生えなくするDIY】
オワコンDIYの注意点
- 量が想像の3倍
- 作業は複数人で
- DIYは可能だけど慣れた人向き
- コンディションを整えて当日を迎える
今回、DIYでオワコン舗装をやってみて注意が必要だと思ったことがあったのでご紹介します。
これからDIYでオワコン舗装をする方、特に一人で施工しようと思っている方はぜひご覧ください。
注意その1:量が想像の3倍【オワコンDIYの注意点】
今回のDIYではオワコンを1.5㎥(3トン)を注文しました。
1.5㎥というと縦1m × 横1m × 高さ1.5mというサイズ感なので下の画像くらいを想像していました。
ところが実際の量が以下の画像。
最初の量は半分にもなってなかった |
半分以上が残ってました |
甘く見ていたつもりは無かったのですが、想定していたよりも3倍近く多い量に軽く絶望したものでした。
注意その2:作業は複数人で【オワコンDIYの注意点】
ワタシのDIYは基本的に一人で行っています。
今回のオワコン舗装DIYでは、1/3の量を階段上まで持ち上げるだけで既に1時間かかってしまった後は、
- 残り2/3の量を階段上に運搬して
- 施工個所に敷き広げて
- 概ね平らに均して
- 転圧する
という流れで進め、結局7時間もかかってしまいました。
これだけ時間がかかってしまうと、いくらオワコンに乾燥しにくいという特徴があると言っても施工個所に敷き広げた時点でかなり乾燥してしまい転圧してもうまく固まりません。
オワコンの粒同士がしっかり密着して固まらないと雑草対策の効果が確実なものにならないので、手早く作業するためにも複数人で作業することをおすすめします。
特にワタシのように、生コン車(ミキサー車)の場所から階段の上など別の場所まで運ばないといけない場合などはより多くの時間が必要なので、可能な限り複数人で作業するようにしましょう。
ココに注意
ワタシはゴロゴロの見た目が好きなので転圧が甘くても全然気にならないのですが、しっかり転圧してフラットな見た目にしたい方は尚更複数人で作業して早めに転圧まで漕ぎつけた方が良いでしょう。
注意その3:DIYは可能だけど慣れた人向き【オワコンDIYの注意点】
- 作業は早ければ早い方が良いという時間的な問題
- 重くて大量のコンクリートを運ぶ体力的な問題
- キレイに施工したい場合は技術的な問題
という難しさはありますが、敷き広げて転圧するだけで良いというオワコンは十分にDIY可能なコンクリートだと言えます。
しかし、されどコンクリート。
ある程度の規模の施工になるので、しっかり仕上げるにはかなりの慣れが必要だと感じました。
特に、確実な雑草対策の効果を求めたり、キレイな見た目を求めれば求めるほど、DIY上級者でないと満足な結果が得られないと思いました。
いくら身近になったコンクリートDIYとは言え、決して甘く見ないように気を付けましょう。
ココに注意
注意その4:コンディションを整えて当日を迎える【オワコンDIYの注意点】
実はオワコンを生コン車から運ぶ際に意識が遠くなって一度倒れたことがありました。
原因は寝不足&食欲が無く朝食を抜いたこと。
何トンもあるコンクリートを運んで何十平米もある敷地を施工するDIYがラクなはずがありません。
言うまでもないことですが、体調は万全にして当日を迎えましょう。
ココがポイント
倒れた時は生コン車のドライバーさんにご迷惑をおかけしてしまいましたが、その後は水分や栄養を摂りながら作業をしたので無事に施工完了まで漕ぎつけました。
しかも、施工が終わった後に生コン業者(渋谷建材)の工場長さん(注文時に連絡をやり取りしていた方)が事情を聞きつけて様子を見に来てくれました。
孤独な作業の中で人の温かさを感じた一日でした。
皆さんがオワコンを注文する時には「渋谷建材」さんをぜひご検討ください。
【オワコンDIYの費用】約36平米がたったの66,000円【雑草を生えなくするDIY】
費 用 |
※税込み・運送料込み・送金手数料別 |
注文量 |
※約3トン |
今回の地面硬質化DIYで注文したオワコンの費用と量がこちら。
作業の大変さはかなりのものでしたが、たった66,000円で約36平米の広さに効果が高い雑草対策ができることを考えるとかなりおトクと言えるんではないでしょうか。
安い雑草対策の代名詞「防草シート&砂利」と比べてもオワコンの方が安くて効果も高いので、「とにかく安くてしっかりした雑草対策がしたい」という方には最適な雑草対策だとおすすめします。
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【進撃の雑草対策DIY #2】簡単・安い・自分でできる雑草対策を調査せよ【雑草を生えなくするDIY】
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ココがポイント
生コンポータルさんで紹介されていた金額よりかなり安く購入することができました。
業者さんによっては安く販売している所もあるようですので、オワコンに興味がある方は問い合わせて見積もりを貰ってみましょう。
まとめ:とりあえず庭の半分が硬質化完了【進撃の雑草対策DIY #6】
個人的に過去最高の大掛かりなDIYの前半戦が一先ず完了しました。
- 時間がかかり過ぎた
- 作業途中でオワコンが乾燥した
- オワコン同士が密着せずゴロゴロになった
などの反省点はあるものの、草ボーボーだった庭がオワコンで白く舗装された姿を見ると個人的に感慨深いものがあります。
庭のビフォーアフター |
玄関前のビフォーアフター |
※防草シート+砂利でも数か月放置でこの繁殖具合 |
ゴロゴロの見た目は好みなので良いのですが、オワコンの粒同士がバラバラなのは雑草対策としての効果が未知数。
素人が施工したオワコンが雑草に対してどれくらい抑制効果があるのか、そして透水性や耐久性など色々と気になるので、施工後しばらくは様子を見ていきたいと思います。
ココがポイント
今回はオワコンDIYの大変さを体験する事と予算を抑える事が目的で自分で施工してみましたが、素人には難しいDIYということが分かったので次回は施工を業者さんに頼むことを考えています。
その様子も今後記事にしていきますのでご期待ください。
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