日本ではほとんどの世帯にテレビが設置されているので「テレビが無い生活なんて考えられない」という人も多いのではないでしょうか。
じつはワタシもその一人だったのですが、数年前にテレビを捨ててからはテレビなし生活のメリットの多さに驚いています。
むしろ「テレビがある方が一人暮らしにはデメリットが多い」とすら思っていますので、皆さんにもぜひテレビなし生活をおすすめしたいと思います。
ココがポイント
完全に個人の感想ですので、よろしければ参考程度に見てもらえたら嬉しいです。
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もくじ
テレビなし生活のメリット6選【一人暮らしにテレビはいらない】
- メリットその1:節約になる
- メリットその2:場所を取らない
- メリットその3:時間が有効に使える
- メリットその4:無駄な買い物が減る
- メリットその5:情報に振り回されなくなる
- メリットその6:認知症予防・寝たきり予防になる
メリットその1:節約になる【テレビなし生活】
- テレビ
- テレビ台
- レコーダー
- NHK受信料
これらに関わるお金がいらなくなるので生活費の節約になります。
特にNHK受信料は、
衛星契約 |
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地上契約 |
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も払わないといけないので、とても「もったいない」です。
テレビなし生活だとテレビ周りにお金をかけなくて済むので節約面で大きなメリットになります。
ココがポイント
NHKの集金人が来た時に胸を張って断ることができるのも、テレビなし生活をおすすめする理由の一つです。
メリットその2:場所を取らない【テレビなし生活】
テレビやテレビ台を部屋に置くと場所を取ってしまうので、生活スペースが狭くなるというデメリットがあります。
特に、部屋の広さに限りがあることが多い一人暮らしの場合だと尚更です。
テレビなし生活では広さに余裕をもって部屋で過ごせるのも一つのメリットです。
ココがポイント
部屋にテレビ台を置くと、テレビ台の後ろや下にゴミが溜まりやすくなります。
テレビなし生活は掃除の手間や衛生面などを考えてもおすすめです。
メリットその3:時間が有効に使える【テレビなし生活】
テレビ番組をよく観ると、
- 途切れず観てもらうため
- 次回以降も観てもらうため
- 繰り返し何回も観てもらうため
に様々な工夫がされていることに気付きます。
ついつい観てしまいハマってしまうとテレビから離れられなくなりますし、それが日常になるとテレビ依存にもなりかねません。
そうなると時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
テレビなし生活では時間を無駄に浪費しなくていいのでおすすめです。
ココがポイント
テレビを観ている間は休憩しているつもりでも目は確実に疲労していきます。
外出先ではスマホ、帰宅してからはテレビで目を酷使することになるので、目の健康のためにもテレビなし生活はおすすめです。
メリットその4:無駄な買い物が減る【テレビなし生活】
CMやテレビショッピングなどは商品やサービスを買ってもらうために本当に魅力的な魅せ方をしてきます。
また、番組内で取り上げる商品などは出演者のリアクションなどで「ワタシも欲しいかも」とついつい思わされてしまいます。
お金が余っている人なら良いかもしれませんが、そうでない人なら余計な出費が増えてしまうかもしれないので注意が必要です。
テレビなし生活では無駄に物欲を刺激されず、必要以上の出費が抑えられるのでおすすめです。
ココがポイント
副業をやっている身としては、CMやテレビショッピングを観ていると色々と気付かされる部分があるので商品やサービスの魅せ方のいい勉強になります。
割り切ってこういう使い方をするのならテレビも良いかもしれませんが・・・
メリットその5:情報に振り回されなくなる【テレビなし生活】
テレビを観ていると事件や事故などの暗いニュースや芸能人のゴシップ情報などが際限なく流れてきます。
ネガティブなニュースで気が滅入ったり、自分には不必要な情報で心をかき乱されなくなるので、テレビなし生活は心の安定のためにもおすすめです。
また、テレビ業界には莫大なお金が関わっているので、誰かにとって利益になる情報や都合の良い情報が多少なりとも流されています。
大きなメディアを通して流れてくる情報を見聞きしていると、さもそれが絶対の真実だと無意識に思ってしまい行動や思考が左右される可能性もあり得ます。
テレビなし生活は自主性を損なわないためにもおすすめです。
メリットその6:認知症予防・寝たきり予防になる【テレビなし生活】
ワタシはこちらの記事でご紹介しているように高齢者や障碍者の居住型入所施設で働いているのですが、そこに住んでいるほぼ全員の趣味がテレビだという事を知りました。
皆さん初めは楽しくテレビを観てたとしても、それが毎日続くとどの番組も変わり映えしないように感じてきて、テレビから流れてくる映像と音をただ思考停止で受け入れるだけになっていきます。
さらにそれが何年も続くとベッドに寝たままテレビを観るようになり、頭も身体も一気に衰えて認知症が進み、一人で歩けないくらいに体力が衰えていってしまいます。
ワタシが知る範囲に限られた話ですが、こういう状況を目の当たりにしたことにより趣味を持たない高齢者にとってはテレビは無くてはならない存在だと思った反面、高齢者の健康を吸い取っていく危険な存在だとも感じました。
将来的にテレビしか趣味のない高齢者になってしまったら、認知症の進行が早まったり寝たきりになるくらいに体力が低下する可能性が高まってしまうので、テレビなし生活は将来的な健康のためにもおすすめです。
ココがポイント
テレビのような受動的な物に依存しすぎるよりは、多少は能動的に頭を使って情報を得ようとするスマホやネットの方がまだマシだと言えそうです。
また、予想・状況判断・意志決定・操作が必要になって頭も身体(主に指)もフル活用しないといけないゲームだと更に大きな恩恵がありそうですね。
高齢者にこそe-スポーツは必要なのかもしれません。
高齢者のe-スポーツチーム「マタギスナイパーズ」のTwitter
一人暮らしのテレビの所有率は87.5%【でも若者の半分はテレビを見ないらしい】
こちらの記事によると、内閣府の調査ではカラーテレビの普及率は一人暮らしの場合87.5%だそうです。
参 考
参照記事:Yahoo!ニュース
一人暮らしの9割近くがテレビを所有しているということなので「まだまだテレビの時代」と思いきや、NHK放送文化研究所の調査を見ると10~20代の若者の約半分はテレビを観ないという結果が出ているようです。
参 考
参照記事:AV.watch
これは、これから進学や就職で一人暮らしをする若者の多くがテレビを必要としていないと考えることもできそうです。
ネット文化に馴染みが少ない60~70代の高齢者では約95%の人にテレビは観られているようですが、若者にとっては情報を得る手段はネットに移行してきてるようですね。
テレビの代用はこれでOK【ニュースはどうする?映画やアニメは?】
ネット |
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ラジオ |
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YouTube |
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サブスク |
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ニュースアプリ |
|
プロジェクター |
|
ちょっと調べただけでもテレビの代用はこんなにたくさんあります。
スマホで観ることができるものが多く外出先など場所を選ばないというメリットがあるので、場所が固定されてしまうテレビにこだわる理由はもうありません。
「どうしても大画面で観たい」という方は、小型のプロジェクターとFire TV Stickなどを接続すると大画面で映画やYouTubeなどを視聴することができます。
テレビが無くてもいくらでも代用はありますので、テレビなし生活でも困ることは無いでしょう。
おすすめのサブスク
Fire TV Stick - Alexa対応音声認識リモコン(第3世代)付属 | ストリーミングメディアプレーヤー |
テレビなし生活のデメリット5選
- デメリットその1:情報が偏る
- デメリットその2:音が無い生活になる
- デメリットその3:スマホ依存になる可能性がある
- デメリットその4:リアルタイムで情報が手に入りにくい
- デメリットその5:大画面で映画やスポーツなどを観れない
テレビはオールドメディアと言われることも多くなってきておりテレビ離れが少しずつ進んできてはいますが、人によっては「やっぱりテレビは必要」という方もいるかと思います。
そこでテレビなし生活で考えられるデメリットもご紹介していきたいと思います。
ココがポイント
これらのデメリットが許容できない方はテレビなし生活は避けた方が良いかもしれませんので、皆さんがテレビなし生活の実践に踏み切るかどうかの参考にしてみてください。
デメリットその1:情報が偏る【テレビなし生活】
テレビなし生活では情報収集がネットやSNS中心になるため、自分から収集しようと思った情報以外には疎くなるというデメリットがあります。
テレビをつけておくと余計なニュースや暗いニュースなどが際限なく流れてきますが、逆に思わぬ情報を知ることもできます。
世間一般で知られている情報を知らないと友人知人との会話についていけなくなるかもしれません。
ココがポイント
情報収集のアンテナがしっかり確立してないという人や世間話のネタが無いと困るという人は、テレビなし生活は避けておいた方が良いかもしれませんね。
デメリットその2:音が無い生活になる【テレビなし生活】
普段からテレビをBGM代わりにつけて生活している人も多いかと思います。
テレビなし生活では、そのBGMが無くなるので無音の状態を寂しく感じるという人もいるかもしれません。
また、友人知人が部屋に来た時に無音では気まずさを感じることもあるかもしれません。
ココがポイント
テレビの音が無い静かな生活が難しいと感じる方はテレビなし生活は避けておいた方が良さそうですね。
デメリットその3:スマホ依存になる可能性がある【テレビなし生活】
特に受け身系の趣味がメインの人がテレビなし生活に移行すると、ネットやSNSなどに釘付けになってスマホ依存になる可能性も考えられます。
運動、読書、その他習い事などの趣味がある人は他でいくらでも時間が潰せますが、特に趣味が無い人はテレビなし生活は避けておいた方が良いかもしれませんね。
ココがポイント
これを機に新たな趣味を探してみるのはいかがでしょう。
ワタシの場合は(趣味で始めたワケではないですが)DIYに取り組み始めたのですが、意外に熱中できますし時間がいくらあっても足りないのでテレビが無くても全く気になりません。
今後、DIY関連の記事も増やしていきますので良かったらご覧ください。
デメリットその4:リアルタイムで情報が手に入りにくい【テレビなし生活】
テレビなし生活では新鮮な情報がリアルタイムで流れて来なくなるためデメリットを感じる人もいるでしょう。
災害情報や緊急ニュースなど
テレビをつけていれば災害情報や緊急ニュースなどがリアルタイムで流れてきますが、テレビなし生活では情報は自分から収集するのが基本になるので情報収集の早さという点ではデメリットがあると言えます。
こまめにネットニュースなどをチェックしている人でもリアルタイムの速報に比べると遅れることもあり得ますので、それがデメリットに感じる方はテレビなし生活はやめておいた方が良いでしょう。
時計・カレンダー代わり
通勤通学などの外出前にテレビをつけている人は、
- お天気コーナーが始まったら着替え始めよう
- エンディングのフリートークが始まったらそろそろ出発の時間
という風に時計代わりにテレビを使っている人もいるかと思います。
また、天気予報や出演者の衣装などで季節の変化を知ったり衣替えを考え始めるという人もいるでしょう。
テレビなし生活では自分が収集した情報を自分で判断していかないといけないので、テレビの他に時計やカレンダー代わりになるものが無いという人はテレビなし生活は不便に感じるかもしれません。
流行など
テレビで流行を知ったり、芸能人のゴシップ情報を仕入れたりする人も多いことでしょう。
また、ドラマやバラエティ番組などは動画配信サイトなどで観ることができるまでタイムラグがある場合もあります。
友人知人などと世間話をする時に最新の情報を知っていないと不便だと感じる人はテレビなし生活は難しいと思うかもしれませんね。
デメリットその5:大画面で映画やスポーツなどを観れない【テレビなし生活】
テレビなし生活で主に目にする画面はスマホがメインになる人が多いことでしょう。
今はネットでも映画やドラマなどを十分に観ることはできますが、テレビに比べると小さい画面なので「迫力が足りない」と思うこともあるかと思います。
「映画やスポーツは大画面の大迫力で観たい」という人はテレビなし生活は向いてないかもしれませんね。
ココがポイント
映画やスポーツなどを大画面で観たい場合は、プロジェクターという選択肢も考慮に入れてみてはいかがでしょう。
今は数万円の安いプロジェクターでも十分な画質で映像を観ることができますので、「普段の生活でテレビは必要ないけど、たまに大画面で映像を楽しみたい」という人は考えてみる価値ありですよ。
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まとめ:一人暮らしにテレビはいらないです【健康的な高齢者になろう】
テレビなし生活に移行して大満足のワタシが考える「テレビなし生活のメリット」についてご紹介してきました。
普段の生活の中でのメリットも多いのですが、個人的に一番大きなメリットだと感じたのは「高齢になった時の健康を守れる可能性が高まる」ということです。
ワタシの仕事の一つである高齢者や障碍者の居住型入所施設の入所者さんが、だんだん身体が動かなくなっていき、だんだん認知症が進んでいき、それでも無感情にテレビを眺めているだけという姿を見ると何とも言えない気持ちになり「自分はああいう風にならないようにしよう」と思います。
今はテレビの代用はいくらでもありますし、テレビなし生活自体にもメリットは多いので、皆さんもテレビなし生活を始めてみてはいかがでしょう?
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